全国町村会

「地域の今を後世に」 ふるさと写真展に300点

千葉県九十九里町

千葉県九十九里町内で後継者不足により存続が危ぶまれる祭りや産業、 自然の移ろいなどを記録した写真展覧会「ふるさとを撮る記録写真展」が中央公民館1階ロビーで開かれている。「地域の今を後世に伝えたい」と集まった約20人の有志が1年間にわたり記録した約300点が展示されている。

写真展は九十九里の町制施行60年だった昨年、自然環境や産業、祭りなどジャンルごとに「町の今」を記録して後世へのメッセージにしようと、元町職員の中村隆久さんが撮影プロジェクトを立ち上げたのがきっかけ。 賛同した中村さんの写真仲間らが昨年4月〜今年3月にかけて町内40〜50カ所に足を運び撮影した。

写真は夏の海水浴でにぎわうビーチや漁港で働く漁師の姿、田植えなど農作業風景や学校行事などさまざま。中でも町内各地に伝わる獅子舞など伝統芸能の記録に力を入れた。中村さんによると、 獅子舞の多くは少子高齢化により担い手が集まらない状況が続いており、撮影プロジェクトで記録したのを最後に伝統が途切れてしまったものもあったという。

主催する実行委員会は今回選んだ300点の一部を11月に開催される町民文化祭でも展示するほか、デジタルデータとして町の観光協会と教育委員会に寄贈し、観光振興や教育活動に役立ててもらう予定。 中村さんは「祭りや産業の多くが後継者不足に悩まされており、撮影するのは今しかないと思った。何年かたってかつての町の姿を振り返る材料にしてもらえれば」と話す。写真展は18日まで、 開催時間は午前9時〜午後4時半。問い合わせは実行委員会、電話0475(76)4288。

(2016/06/15 (千葉日報)(共同通信社「47行政ジャーナル」より転載))

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