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水産・観光交流に新拠点 洋野町が開発複合施設建設へ

岩手県洋野町
  

岩手県洋野町は津波で被災した同町種市の種市ふるさと物産館跡地に、水産物加工開発複合施設を建設、6月のオープンを目指す。海産物の直売所や加工品開発のための実習室、 地元水産業に関連した展示ができるスペースなどを設置。新たな水産・観光交流の拠点として、復興の推進役を担う。

施設は同物産館と、隣接するウニ等高度加工研修センター跡地の町有地に建設。津波からの避難も想定した鉄筋コンクリート造りの4階建てで、延べ床面積約950平方メートル。 外観デザインは客船をイメージした。

1階には水槽を備えた直売所や加工場、遊漁船の案内所を設置。2階には体験交流に使える研修室や食品加工実習室を設ける。資料展示ホールでは、南部もぐりなど 町の水産業を紹介する計画だ。

3階は軽食コーナーのほか、大野地域の特産品なども含めた物産品展示販売スペースを設ける。4階の展望デッキからは種市海浜公園一帯を見渡せる。 屋上に太陽光発電パネルを置き、消費電力の一部を賄う。総事業費約3億5千万円で、国の復興交付金事業を活用。今後、施設の運営体制や愛称を検討していく。

2階建ての同物産館は2011年3月の津波で全壊。ウニや天然ホヤなど豊かな水産資源を持つ同町の海の魅力を発信できる新たな観光施設への期待は大きい。

町水産商工課の長坂敦夫課長は「観光の目玉だった施設を複合施設として復活させ、観光や漁業の振興につなげたい。町の復興を象徴する施設にもなる」と期待を込める。

(2013/01/04 (岩手日報)(共同通信社「47行政ジャーナル」より転載))

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