全国町村会

「おばやん」が特産品づくり まず椿もち

和歌山県白浜町

試作した椿もちを前に、意見を出し合う「おばやんの会」のメンバー(和歌山県白浜町椿で) 椿温泉(和歌山県白浜町椿)を活性化させようと、地元の50〜70代の女性でつくる「椿おばやんの会」(天野京子代表、12人)が、地域の直売所などで販売する産品づくりを始めた。いまは「椿もち」の商品化に取り組んでいるが、ところてんやヒジキなど地元で採れる海藻を使った商品づくりも計画している。天野代表は「自信をもって薦められるように研究し、1年かけて商品化したい」と話している。

地名に縁のある「椿もち」は、地区を代表する商品にしたいという。基本的には「もちにツバキの葉を添えた商品」としているが、具体的に葉をどう生かすかについては試行錯誤しながら決める。

初めての試作会をこのほど区民会館で開き、つきたてのよもぎもちにあんを入れて試食した。あんの種類や甘さの加減、もちの大きさ、きな粉をまぶすかなど、さまざまな角度から意見を出し合った。次の試作に生かすという。

椿地区はかつて湯治場として人気があったが、30年前に比べ宿泊客が3分の1に減っている。人口もこの20年で約14%減の約760人に、高齢化率は40%を超している。さらに、椿地区を通過する高規格道路の整備も進んでいるため、住民らは過疎に拍車が掛かると危機感を強めている。

このため、2004年11月に住民らで「椿地区住みよいふるさとづくり研究会」(会長・長野荘一区長)を結成。昨年10月から地域活性化に向けた活動を本格化させた。

農林水産省の農山漁村地域力発掘支援モデル事業で、2008年度から5カ年、毎年100万〜200万円の助成を受け、地場産品直売所など観光客と交流できる場をつくるほか、海産物の養殖や漁業体験ができる体制づくりを目標にしている。

白浜町も、地域と観光客の交流拠点にと椿温泉街に公衆浴場の建設を計画。また、化粧品など製造・販売の資生堂(本社・東京)が、温泉街の山にツバキを植栽する「企業の森」活動を、09年度からスタートする。

おばやんの会は、こうした地域の取り組みに連動させようとこのほど発足した。順調に進めば、温泉街にある町営足湯の近くで来春から月1回、物産販売を始めるという。

天野会長は「模索しながらいろいろな商品を作り、息の長い活動で地域が元気になるよう、みんなで頑張りたい」と意欲を燃やしている。

(2009/04/04 紀伊民報)

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