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芸術家集結 渓谷PR 鬼北町 「成川」でイベント 来月から月1回 観光客増へ作品販売

愛媛県鬼北町

町内屈指の観光地・成川渓谷への入り込み客低迷に悩む北宇和郡鬼北町は、8月下旬から毎月1回、渓谷で同町や近隣市町の工芸作家や農家らが作品、農産物などを販売する「グリーンマーケット」(仮称)を開催する。観光客増加とともに、作家らの交流拠点として地場産業の振興につなげられるか期待が掛かる。

同町奈良にある成川渓谷は、花こう岩の岩肌を清流が流れ、川沿いや山肌にヤマモミジ、山桜などが自生する景勝地。食事と宿泊ができる休養センター、ロッジやキャンプ場、高月温泉の町営施設があるが、利用者は減少傾向。1997年度の施設利用者合計は10万人以上だったが、2008年度は6万人を割った。

町はこうした状況を打開しようと、南予の自治体や観光関係者でつくる旅南予協議会の協力を得て模索。町内の工芸家らの作品発表の場が身近になかったことから「芸術家が集まる渓谷」として定期的なイベント開催を立案した。

陶芸や木工、アクセサリーなどの作品販売のほか、渓流の沢登りといった体験、地元産野菜や町特産のキジ肉を使った新メニューの開発・販売も計画している。

同協議会が委託する県観光まちづくりプロデューサー寺内浩司さん(42)は「値段は高くても質の高い商品やサービスを提供することで客の満足度を高め、リピーターを増やしたい」と話す。

今月6日には出品者向けの説明会が同渓谷であり、町内外から計約30人が出席した。同町川上の陶芸家古用勝彦さん(56)は「作家は作品を見てもらうことが何より大切。町内で作家同士が交流する機会もほとんどなかったので楽しみ」。松野町豊岡の木工作家関本完二さん(52)は「売り上げは期待していないが、作品のPRになれば」と歓迎する。

町担当者によると、来年以降は出品者らでつくる実行委員会を発足させる予定。出品者の主体的な運営で同マーケットの継続性を図る狙いがあるが、売りである高品質な商品・サービスの提供をどれだけ維持できるか。出品者の意識統一を図れるかどうかが、マーケット成功の鍵を握りそうだ。

(2009/07/13 愛媛新聞)

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