全国町村会

井手においでや!!
〜町公認ポータルサイト「井手ねっと!」の紹介〜

京都府井手町

2619号(2007年10月22日)
総務部企画財政課
主事 辻井祐介

はじめに

桜まつりの様子桜まつりの様子

井手町は、古都京都と奈良のほぼ中間に位置し、古来より交通の要衝として栄えてきました。町域は豊かな自然に恵まれ、史跡や名所が多く存在することから、春の桜まつりや秋の行楽シーズンにおける観光客も年々増加しています。

しかしながら、近年においては、人口の減少と高齢化率の上昇など少子高齢化の傾向が続いており、平成18年度末では、人口約8,600人、高齢化率23.45%となっており、まちづくり活動の担い手も高齢化が進んでいます。

そんな中、町では、住民自らが主催するまちづくり13団体で組織する「井手町まちづくり協議会」と連携・協力し、地域の魅力づくりを行うことで、若年層のまちづくり活動への参加や定住を促すことを基本的な目標としてまちづくりに取り組んでいます。

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地域情報化モデル事業に応募

同協議会は、平成15年4月にオープンした「井手町まちづくりセンター椿坂」を拠点に、四季を通して様々なイベントを開催しています。しかし、協議会メンバーはWEBによる情報発信を苦手としている方が多く、町外はもとより町内在住の方にもこれらの活動が周知出来ていない状況でした。

なんとかこの課題を解決できないかと思案していた折に、財団法人ニューメディア開発協会で「地域情報化モデル事業」(地域情報化のシステム開発について、開発費用の一部を補助する事業)を募集されていることを知りました。

現状の情報発信の問題点を解決すべく、開発計画を作成し、応募したところ、採択され、新しいホームページ(井手町公認ポータルサイト「井手ねっと!」)を開発することになりました。

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より簡単な方法で情報発信を!!

新しいホームページを開発するにあたって、一番念頭においた点は「更新方法をできるだけ簡単にする。」ということです。多数の方にホームページを閲覧してもらうには定期的な更新が必要です。先述したように、井手町のまちづくりの中心となるメンバーは高齢の方が多く、パソコンに対して苦手意識を持っている方が多いので、更新方法をできるだけ簡単にすることが必要でした。

具体的には、従来のホームページ作成ソフトを使用した難易度の高い更新方法を変更し、「井手ねっと!」では定形のフォーマットに文章や画像を挿入するだけで、簡単に記事を投稿することが出来る「ブログ」による更新を採用しました。

加えて、パソコン操作がまったくできない方のために、専用の紙に手書きで情報を記載し、その用紙をスキャナで読み取ることにより、キーボード操作を一切行わず、簡単に情報を更新できるシステムの開発も行いました。

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各サイトに管理人を設けて効率的な更新を。

井手町まちづくりセンター椿坂棚田の中に立つ「井出町まちづくりセンター椿坂」

サイト全体を大きく5つのコーナー(「椿坂においで」「大正池をあそぼう」「井手の仕事人」「メイドイン井手」「井手のブログ広場」)に分け、それぞれにコーナー管理人を設置することで、1人あたりの作業を軽減し、効率的な更新を行うことができるように工夫しました。

それぞれのコーナーの詳細は以下のとおりです。

@「椿坂においで」

「椿坂においで」は「井手町まちづくりセンター椿坂」からイベント情報や活動報告を発信するコーナーです。

「井手町まちづくりセンター椿坂」は、町の観光拠点、また、町内団体の交流拠点として平成15年4月にオープンしました。なつかしい農家風の建物で、囲炉裏やおくどさん(かまど)があります。周辺には棚田が広がり、ロケーションは抜群です。センター内では、かまど炊きや陶芸の体験が出来ます。

A「大正池をあそぼう」

「大正池をあそぼう」のコーナーでは、大正池の周辺施設からイベント情報や活動報告を発信します。

大正池は周囲をなだらかな里山にかこまれた「手のひら」のような形をしたため池です。

豊かな里山の自然と貯水量20万トンを誇り、周辺施設では野外キャンプやバーベキュー、渓流釣り、動物とのふれあいや陶芸体験、工房見学などの様々な体験ができます。

大正池キャンプやバーベキューが楽しめる大正池

B「井手の仕事人」

商工会の職員にサイト管理人をお願いし、町内の商工業者やベンチャー企業を紹介するコーナーです。

C「メイドイン井手」

筍の加工品や手作り味噌などの食品のほか、竹とんぼ・陶芸作品など、井手町自慢の特産品を紹介するコーナーです。

D「井手のブログ広場」(ブログを使って情報共有の場を創出)

「井手のブログ広場」は、町内で活動する団体・企業・商店・個人、または、「町外在住であるが、井手町に興味がある。」「町外在住であるが、井手町出身である。」といった方々にブログ記事を書いていただき、新着順に掲載するものです。

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「井手ねっと!」稼働後の成果と今後の課題

幾度にわたる打合わせや、開発会議・勉強会などを重ね、平成19年4月に井手町公認ポータルサイト"「井手ねっと!」がオープンしました。

オープンから半年が経過した現在(平成19年10月1日)のトップページのアクセス数は約59,000件、「井手のブログ広場」の登録ブログ数は31件です。

井手のブログひろば「井手のブログ広場」

「井手ねっと!」が稼動して一番成果があったと感じる点は、町内で活躍する様々な主体同士のWEB上での交流が、実際のまちづくりの場面での交流のキッカケになっている点です。

高齢者や主婦層が中心の「井手町まちづくり協議会」のメンバーに対し、商工業者やNPO法人、学校関係者などは学生から働き盛りの世代です。

従来、ライフスタイルが著しく異なるこれらの主体が、相互に情報交換する機会が不足していました。しかし、「井手ねっと!」稼動後は、ブログのコメント等でのコミュニケーションが可能になり、各々が主催する事業などにも積極的に参加しておられます。

このように、WEB上の交流から直接的な交流につなげることで、地域全体の活力向上が図れたのではないかと考えています。また、

今後の課題として、ブログの登録数をもっと増やし、サイトを益々活性化させることが必要であると考えています。

現在、ブログの登録は、サイト上から登録用紙をダウンロードしていただき、それを井手町役場宛に郵送もしくはFAXしていただくという方法で行っています。この方法は、管理者側で登録の手続きを行う必要があるので、イタズラ防止等のメリットがある反面、手続きが面倒であるため、申し込みが減るというデメリットもあります。

これに対し、登録をWEB上で行えるようにすれば、手続きが簡素化され、登録者の増加が見込めます。しかし、「荒らし」などのイタズラを増加させるという危険性もあるので、まだまだ検討の余地はありますが、将来的には、この方法に移行できればと考えています。

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「井手においでや!!」

井手町公認ポータルサイト「井手ねっと!」は、井手町の最新イベント情報やまちづくり団体の活動内容など、盛りだくさんの内容です。この文章を読まれた方は是非http://idenet.jpにアクセスしてみてください。

また、町内団体のブログも随時更新されていますので、是非コメントしてください。

そして、井手町をご存知なかった方や井手町に来たことが無い方は是非一度、ご来訪ください。

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