全国町村会

健康と食生活

香川県大川町長 十川昭五

「天高く馬肥ゆる秋」おいしい食物がいっぱい出回り、食欲も一段と増してくる季節となった。

ずい分前であるが、講演で聞いた話も含めて「健康と食生活」について素人の私なりの解釈で述べてみようと思う。

今日、日本は世界でトップの長寿国を維持している。これは、医学の進歩、公衆衛生等の対策、各種集団検診、食生活の改善等によるものである。

昔は、食事情も悪く公衆衛生等の対策も十分でなかったため、平均寿命が50前後の時代もあった。

「健康を口から取る」と言われている。病気の治療には、薬が重要であるが、病気の予防には、正しい食事が大事である。どういう食べ方をするか。

1日30品目を食べる。米も食べ、パンも食べ、ラーメンも食べ、漬物も食べる。生野菜もいいし、干物、海草もいろいろ食べる。マツタケのシーズンであるが、こんな高いものは、食べなくてもよい。とにかく多くの種類を食べる。

30品目が難しければ、毎日バラエティーに富んだメニューを心がけ、とにかく種類を多く食べる。

若干の必要でない有機質の含まれている食品を食べても、種類を多く食べることで集中攻撃になるので、食品公害予防にもなる。

次は、毎日、赤、黄、緑の3色を食べる。赤は動物蛋白、黄色は、大豆、人参。カレーライスは黄色くても人参の入ってないカレーは黄色でない。

緑は、野菜、海草、山菜などで取る。

現在、食の取り方で、やはり肉類を多く取り過ぎている。肉の脂肪は少なく取る。この油は全部コレステロールである。

40歳を過ぎたら取り方を加減する。肉の赤と白の間にナイフを入れて、これを切って捨てるから、コレステロール。

不足しているのは、野菜である。

特に外食や、加工食品中心の食事は、野菜不足になりがちである。

献立に“サラダを加える”、“サラダの付いているメニューを選ぶ”など意識して野菜を取るように心がける。

「サラダを先に食べろ」と言われるようになった。これはアメリカから伝わって来た言葉だそうだ。

従来サラダは、最後のコースであったのが最初にサラダが出るようになった。

日本では、従来サラダは美容食であったようだ。

とにかく野菜は、ガンの抑制作用があるとも言われている。

しかし、「腹八分目に医者いらず」ということわざもある。

どんな健康に良い食物であっても食べ過ぎは禁物である。

また、好物を食べ過ぎるのは、嫌いなものを食べないよりも悪い。世の中に蔓延している子どもたちの大好きなハンバーガー、ポテトチップスなど「おいしい加工食品」は、高カロリー、低ビタミンで、栄養のバランスが著しく偏っている。

このような食品を多く取り過ぎないように大人が気を付けて、次代を担う子どもたちを守らなければならない。

とにかく「健康に良い食事」というと、味気のない病院食のように思われがちであるが毎日の食事が、本当に体や心に栄養として良いものであれば、長寿も約束され、人生の最高の幸せとなる。

わが大川町は、食生活改善推進運動が盛んであり、この団体の活動により、町民の健康が図られており、他町の模範となっている。

心から感謝しているところである。

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